PHP欠陥、広がるサービス停止=銀行など企業・団体が予防措置



ウェブサイトなどに使われるプログラミング言語「PHP」に重大な脆弱(ぜいじゃく)性が見つかった問題で、金融機関が予防的な措置としてサービスを停止するなど、国内の企業・団体は対応に追われた。三菱UFJ銀行は22日、インターネットバンキングの一部取引などを一時的に停止しているとホームページで公表した。

影響は地方銀行にも広がった。北海道の北洋銀行は22日、ウェブ経由のクレジットカードの申し込みなどを一時停止。八十二長野銀行も21日から一部サービスを止めた。福岡銀行は来店予約などのサービスを一時停止した。このほか多くの地銀や信用金庫がホームページなどの点検を実施。いずれも現時点で不正アクセスなどの被害は確認されていないという。

メンテナンスを終えた企業では、サービスを再開する動きも出ている。みずほ銀行は一時停止していた来店予約サービスを22日、再開。静岡銀行もネットバンクアプリなどを復旧させた。自社サイトなどを一時停止していたNTTドコモも同日、「安全性が確認できた」として、順次再開すると発表した。

資金決済に関し、全国銀行協会は同日、国内ほぼ全ての金融機関をつなぐオンラインシステムについて、「現時点で影響がないことを確認している」と説明した。

このほか、牛丼チェーン運営のすき家(東京)は21日に弁当予約アプリなどを一時停止。すしチェーンのはま寿司(同)は、店舗の持ち帰り専用タッチパネルの利用を休止した。店舗での持ち帰り注文自体は可能という。うどんチェーンの丸亀製麺(同)は22日、スマートフォンアプリを予防的措置として緊急停止した。

日本航空と全日本空輸は同日、ホームページの一部機能を停止したと明らかにした。いずれも運航に支障はないという。

旅行ゲーム「ワールドクエスト」は21日、サービス自体を同日付で終了すると発表した。公式SNSでは「古い仕組みの上で動いており、脆弱性に十分な対策を取ることができない」としている。

【時事通信社】 〔写真説明〕三菱UFJ銀行のロゴマーク

2026年10月22日 20時02分


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