水産物消費へ協力要請=財界トップと意見交換―経産相



西村康稔経済産業相は19日、経団連の十倉雅和会長、日本商工会議所の小林健会頭と東京都内で相次いで意見交換し、水産物の国内消費拡大への協力を要請した。東京電力福島第1原発からの処理水放出を巡り、中国が日本産水産物の輸入を禁止したことを受けたもので、十倉、小林両氏は引き続き消費喚起に取り組む考えを示した。

西村氏は十倉氏との会談で、処理水放出に関し「安全確保には万全を期して、情報発信をしっかりと透明な形でやっていきたい」と述べ、風評被害の払拭に注力する考えを強調。十倉氏は、社員食堂で日本産水産物を利用するよう会員企業に呼び掛けたことを説明し、「手を携えて水産業を応援したい」と応じた。

〔写真説明〕十倉雅和経団連会長(左)と会談する西村康稔経済産業相=19日午前、東京都千代田区の経団連会館 〔写真説明〕日本商工会議所の小林健会頭(右手前)と会談する西村康稔経済産業相(左手前)19日午後、東京都千代田区

2023年09月19日 19時07分


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