
秋篠宮妃紀子さまと長男悠仁さまは22日、デフリンピック東京大会の競技観戦などのため、船で伊豆大島(東京都大島町)に入られた。到着後、2013年10月の台風26号による土砂災害犠牲者の慰霊碑を訪れ、供花した。
土砂災害では39人が犠牲となり、上皇ご夫妻が在位中の14年2月、見舞いで同島を訪れた。紀子さまと悠仁さまは、被災地に町が整備した「大島町メモリアル公園」の慰霊碑に花を手向け深々と拝礼。被災者の「語り部」3人との懇談では、消防団と町民らが災害時の経験を踏まえ、連携して訓練を続けていると聞いた悠仁さまが「島民のつながりが感じられました」と感想を述べたという。
続いて高齢者施設を訪れ、通所者らの玉入れに参加。悠仁さまは終了後、しゃがみ込んで「皆さんでやるのは楽しいですよね」と笑顔で話し掛けていた。
悠仁さまが自然災害の被災地訪問や犠牲者慰霊をするのは初めて。この日は同島特産のツバキ油の製油所も訪れ、デフリンピックのオリエンテーリング女子選手らと懇談。悠仁さまは「お会いできてうれしいです」と手話であいさつしていた。23日にデフリンピックのオリエンテーリング競技を観戦する。
〔写真説明〕2013年の台風26号による土砂災害犠牲者の慰霊碑に供花される秋篠宮妃紀子さまと長男悠仁さま=22日午後、東京都大島町(代表撮影)
〔写真説明〕伊豆大島・岡田港に到着し、出迎えた町民らに声を掛けられる秋篠宮妃紀子さまと長男悠仁さま=22日午前、東京都大島町(代表撮影)
〔写真説明〕老人ホームの入所者と一緒に玉入れをされる秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さま=22日午後、東京都大島町(代表撮影)
〔写真説明〕オリエンテーリング選手団と手話で会話される秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまと、秋篠宮妃紀子さま=22日午後、東京都大島町(代表撮影)
2025年11月22日 19時42分