
ウェブサイトで不当な二重価格表示をしたとして、消費者庁は28日、ドラッグストア大手のツルハホールディングスの子会社「ツルハグループマーチャンダイジング」(東京都港区)に対し、景品表示法違反(有利誤認)で再発防止などを求める措置命令を出した。
同庁によると、同社が運営する通販サイト「ツルハグループe―shop本店」で、遅くとも2月26日~6月7日、「特売セール」と称したページで日用品や医薬品など79商品について通常価格とより安い特別価格を併記。一定期間に通常価格で販売した実績がなかったのに、あたかも通常より安く購入できるかのように表示した。
通常価格と特別価格の差額は最大672円で、割引率は最大37.5%だった。
同社は「本件を真摯(しんし)に受け止め、速やかに対応を進める」とコメントした。
〔写真説明〕消費者庁が入る中央合同庁舎第4号館の看板=東京都千代田区
2025年11月28日 17時23分