
学歴詐称疑惑を巡って刑事告発された静岡県伊東市の田久保真紀前市長宅に、県警が家宅捜索に入ったことが14日、捜査関係者への取材で分かった。
同市内の別荘などが立ち並ぶ地区にある前市長宅では、敷地内が見えないようするためか、捜査員が庭先にブルーシートで幕を張る場面も見られた。捜査員十数人は午後2時40分ごろ、押収した資料を入れたとみられる段ボール箱を車に積み込み、現場を後にした。
関係者によると、田久保氏は1月29日、県警から任意で事情聴取を受けた際、公選法違反など、告発された四つの容疑全てを否認。その後、卒業証書の任意提出も押収拒絶権などを理由に拒否したという。
田久保氏は市議を経て、昨年5月の市長選で初当選。最終学歴を東洋大卒としたが、実際は除籍されていたと同年7月に公表。市議会調査特別委員会(百条委員会)で「6月28日に初めて除籍と知った」と述べるなど、学歴詐称に当たらないとの認識を示し、市議会議長らが刑事告発していた。
同年9月に不信任決議を受けて市議会を解散したものの、市議選後の議会で2度目の不信任が可決され失職。12月の市長選に再出馬したが、落選した。
〔写真説明〕田久保真紀前市長宅の捜索を終え、段ボール箱などを運び出す静岡県警の捜査員ら=14日午後、同県伊東市
〔写真説明〕田久保真紀
前伊東市長
2026年02月14日 17時18分