「警察庁推奨」防犯アプリ、運用開始=不審電話に警告やブロック機能―特殊詐欺に対抗、企業が無償提供



特殊詐欺の被害防止に有効と警察庁が認めた「警察庁推奨」防犯アプリ2種の運用が5日、始まった。詐欺が疑われる電話の警告表示や遮断ができる機能があり、開発企業が無償で提供する。同庁は詐欺への新たな対抗手段として、自治体や関係団体と連携し、広く普及を図る考えだ。

楠芳伸警察庁長官は同日行われた認定式で「犯人と接点を持てば、誰もが被害に遭うと言っても過言ではない。国民運動として普及促進に努める」と述べ、利用を呼び掛けた。

認定したのはNTTタウンページとトビラシステムズが共同開発した「詐欺対策byNTTタウンページ」と、トレンドマイクロの「詐欺バスターLite」。ともに警察庁ホームページのリンク先などから無料でダウンロードできる。

両アプリは、警察が捜査などで把握した過去に詐欺に悪用された電話番号に加え、各社が独自に収集した不審番号をデータベース化して詐欺を検知。該当番号から着信があれば「詐欺電話の可能性がある」などと警告するほか、自動でブロックする設定もできる。

特殊詐欺の4分の3が「+1」などの番号から始まる国際電話になっており、アンドロイド端末では国際電話の一括遮断も可能。iPhone(アイフォーン)は仕様上、データベースにある番号に限られるという。

最新の詐欺手口など防犯情報を紹介する機能もあり、同庁は今後、推奨アプリの数を増やしていく方針だ。

〔写真説明〕特殊詐欺対策に有効として「警察庁推奨」と認定されたアプリの利用を呼び掛けるチラシ(警察庁作成) 〔写真説明〕特殊詐欺の被害防止に有効な「警察庁推奨」アプリの認定式で、開発企業の代表者に認定証を手渡す楠芳伸警察庁長官(右)=5日午後、同庁

2026年03月05日 17時54分


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