歓声が落胆に、次に期待する声も=カイロス打ち上げの見学者―和歌山



「カイロス」3号機の発射場から約2キロ離れた和歌山県串本町の海水浴場に設けられた見学会場には5日、平日にもかかわらず約300人が集まった。ロケット打ち上げの際には大きな歓声が湧いたが、飛行中断措置が知らされると、一転して落胆の声が広がった。

会場では、午前11時10分の打ち上げ時刻の1分前からカウントダウンが始まった。見学者らも声を合わせて「ゼロ」と叫ぶと、数秒後に「ゴー」というごう音とともに、山並みの間から一筋の白煙を上げたロケットが姿を見せた。同県有田川町の小学2年崎山結月さん(8)は「和歌山からロケットが飛んでいくのがすごかった」と興奮した様子。崎山さんの父真さん(44)も「宇宙まで行ってほしい」と期待を込めた。

ところが、しばらくすると飛行中断措置を知らせるアナウンスが流れ、会場内からため息が漏れた。大阪府泉佐野市の小学3年の男の子(8)は「悲しい。次は成功してほしい」と切望。付き添いの母親(40)も「また期待しています」と話した。

〔写真説明〕打ち上げられた小型ロケット「カイロス」3号機に飛行中断措置が取られたことが発表され、残念な表情を見せる見学者=5日午前、和歌山県那智勝浦町 〔写真説明〕民間小型ロケット「カイロス」3号機の飛行中断措置が発表され、落胆する見学者=5日午前、和歌山県串本町

2026年03月05日 20時31分


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