
ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ侵攻について、多くの教科書が取り上げた。2月末に始まった米とイスラエルによるイラン攻撃も「訂正申請により、実際に使われる来年4月までに掲載されることはあり得る」(文部科学省)という。
ウクライナ侵攻を巡っては、山川出版社の「地理探究」に、4件の検定意見が付いた。ロシアの「失地回復主義」をテーマにした記述に、ウクライナ側の背景事情の解説が少なく、生徒が双方の立場を理解できるような配慮がされていないなどの趣旨で、修正を経て合格した。
ガザ侵攻について記述があった教科書は計16点。多数の市民が犠牲となる人道危機が発生したことや、パレスチナ問題に対する国際社会の対応が問われていることなどが記載された。ガザ侵攻関連の検定意見は付かなかった。
北方領土や竹島、尖閣諸島を巡る問題については、学習指導要領に沿った記述が定着。4年前の検定の内容を踏襲した教科書会社が多く、関連する検定意見はなかった。
〔写真説明〕ウクライナ侵攻に関する記述を巡り、検定意見が付いた修正前の教科書
2026年03月24日 20時32分