
警視庁匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)対策本部は24日、グループの実態や特殊詐欺などの最新手口、闇バイトへの応募者の体験談を掲載した公式ホームページを開設した。実際に警察官をかたるなどした詐欺電話の音声を聞けるコーナーも設けており、被害のさらなる拡大や特殊詐欺への加担を防ぐのが狙いだ。
闇バイトに応募した20代女性は、スマートフォンで「月150万円から300万円稼げる」という募集を見つけ応募。詳しい仕事内容を知らされないままカンボジアに渡航し、翌日から、周囲を有刺鉄線が付いた高い塀で囲まれた建物で、監視されながら詐欺電話の「かけ子」になった体験をつづっている。報酬は途中から支払われなくなり、最後には支払われた報酬も没収されたという。
ホームページではこのほか、投資詐欺で約1億円を失った60代男性ら被害者の話も掲載。知らずに闇バイトに申し込んでしまったかもしれないとの悩みや、特殊詐欺に関与しているかもしれない人を知っているといった情報を求める「匿名通報ダイヤル」も紹介している。
同本部の植田哲也戦略企画官は、「トクリュウの悪質性、凶悪性を知ってもらい、排除に向けた機運を社会全体で高めたい」と語った。
〔写真説明〕警視庁匿名・流動型犯罪グループ対策本部が新設したホームページ
2026年03月24日 17時09分