
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラなどを告発した元県民局長(故人)の私的情報が漏えいした問題で、漏えいを指示したなどとして地方公務員法(守秘義務)違反容疑で刑事告発された斎藤知事と片山安孝元副知事、井ノ本知明前総務部長について、神戸地検は27日、不起訴処分とした。
地検は処分理由について、斎藤知事と片山氏は嫌疑不十分、井ノ本氏は起訴猶予としている。
この問題を巡っては昨年6月、神戸学院大の上脇博之教授が地検に刑事告発するなどした。上脇教授は、井ノ本氏が24年4月、元県民局長の公用パソコンに保存されていた私的情報を印刷して県議3人に漏えいしたと指摘。斎藤知事がこれを指示し、片山氏が追認したなどと訴えていた。
県の第三者委員会も報告書で斎藤知事と片山氏の指示を受け、井ノ本氏が情報を漏えいした可能性が高いと指摘したが、斎藤知事は「指示をしたという認識はない」と関与を否定していた。
上脇教授は不起訴を受け、「納得できない。検察審査会の申し立てを検討する」とコメントした。
〔写真説明〕兵庫県の斎藤元彦知事
2026年03月27日 17時09分