
そごう・西武(東京)は25日、西武渋谷店(東京都渋谷区)を9月30日で閉店すると発表した。周辺エリアの再開発を巡り、店舗の土地と建物を所有する権利者と賃貸借契約の継続で合意できなかったため。若者文化の象徴だった渋谷の発展を担ってきた同店は58年で歴史の幕を下ろす。
西武渋谷店は1968年4月開業。旧セゾングループの渋谷における都市開発の起点として池袋店とともに主力店のひとつだったが、近年は赤字が続いていたという。2024年7月に賃貸借契約終了と明け渡しの通知を受け、営業継続を目指して交渉していた。
閉館対象となるのは食料品売り場などが入る「A館」と、衣料品や雑貨を扱うテナントが多く入る「B館」、駐車場の「パーキング館」。勤務する社員の雇用は継続し、社内で配置転換する。自社所有の「ロフト館」と無印良品のある「モヴィーダ館」は西武の看板を下ろし、営業を続ける。
渋谷の閉店により全国で9店舗に減り、都内は池袋店のみとなる。そごう・西武は「これまで長年にわたる西武渋谷店のご愛顧に心より感謝申し上げる」とコメントした。
【時事通信社】
〔写真説明〕西武渋谷店=2024年3月、東京都渋谷区
2026年03月25日 19時14分