茨城県沖で昨年8月、航空自衛隊のF2戦闘機が墜落した事故で、空自は24日、エンジン内の整備の際、部品の取り付け方が不適切だったことで、亀裂が入って壊れる「疲労破壊」が起きたとする調査結果を公表した。
空自によると、F2は空自百里基地(同県小美玉市)を離陸し、約45分間は正常に飛行していた。しかし、北東約150キロの訓練空域でエンジンの推力が低下。パイロットが緊急脱出した後、海に墜落した。
空自が機体を調べた結果、事故の約3年7カ月前に実施した整備で、エンジン内の部品同士を接合する複数のピンが正常に取り付けられていなかったことが判明した。異常振動が継続したことでエンジンが金属疲労を起こし、部品の一部が破断、脱落したとみられる。
24日に臨時記者会見した空自トップの森田雄博航空幕僚長は「F2を損壊させ申し訳ない」と陳謝。不文律となっていた検査の実施時期や記録要領などの明文化や、実施頻度が少ない整備について隊員教育を行うといった再発防止策を示した。
2026年04月24日 17時33分
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