能登津波の原因地質か=半島沖海底で発見―東大など



2024年1月の能登半島地震(マグニチュード=M7.6)で起きた津波について、同半島北東沖の海底下で見つかった複数の断層や地層の変形が集中する「大規模変形帯」が原因となった可能性が高いと、東京大と海洋研究開発機構などの研究チームが発表した。論文は11日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

能登地震は半島北西部から北東沖にかけて延びる長さ約150キロの断層が震源と考えられている。一方で、津波の発生に直接関与した断層はよく分かっていなかった。

東大大気海洋研究所の朴進午准教授らは、地震発生後に学術研究船「白鳳丸」で海底地形を音波などで調査。その結果、津波を起こしやすい「逆断層」の周囲に複雑な断層や地層の変形などが幅約3~4キロ、長さ約30キロの帯状に広がる構造があることが分かり、大規模変形帯と名付けた。一部は、地震後に隆起が確認された海底域とも一致していた。

〔写真説明〕「大規模変形帯」の影響を取り入れた津波シミュレーションの結果(東京大、海洋研究開発機構など提供)

2026年05月11日 18時40分


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