自宅の押し入れに10代の長女を監禁し、けがをさせたなどとして、警視庁捜査1課は12日までに、逮捕監禁致傷容疑で、いずれも40代の両親と20代の長男を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。両親は容疑を一部否認し、長男は「何も話したくありません」と供述している。
捜査関係者によると、長女は保護された際、背中の床ずれや低体温症など1週間のけがをしていた。体には複数のあざや骨折した痕があり、同課は家族から長期にわたり虐待を受けていたとみて調べている。
逮捕容疑は1月下旬、数日間にわたって、金具で自作した器具で長女の手足を拘束した上で、東京都内の自宅の鍵を掛けた押し入れ内に監禁した疑い。
昨年9月以降、押し入れ下段に扉や鍵を付け、内側から開かないようにしていた。母親は「しつけのためだった」などと説明している。
今年1月28日、母親が「娘の体が冷たい」と消防に通報し発覚。長女は搬送時、意識もうろうとしており、平均体重を10キロ下回る低栄養状態だった。十分な食事を与えられていなかったとみられる。
同課は翌29日、20代の次男を長女への傷害と監禁の疑いで逮捕。室内に設置された見守りカメラなどの映像を調べたところ、長女は体を粘着テープで緊縛されるなど虐待を受けている様子が確認されたという。
長女は数年間通学しておらず、発覚の数日前には、「虐待の疑いがある」という趣旨の通報が児童相談所に寄せられていたという。
2026年05月13日 02時02分
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