元特捜検事を懲戒免職=捜査対象女性と不適切関係―法務・検察



東京地検特捜部に所属していた際、事件の捜査対象だった女性と不適切な関係を持ったとして、法務・検察当局は29日、西田将仁検事(48)を懲戒免職処分にした。監督責任を問い、当時特捜部長だった伊藤文規・松山地検検事正を厳重注意、特捜副部長だった関口新太郎・現特捜部長を訓告とした。

発表によると、西田検事は2024年ごろ、女性の捜査が終了した後に、既婚者でありながら女性と不適切な関係に発展。女性の略式命令が確定する前に、3000円相当の電子マネーの贈与を受けたほか、別の事件の捜査のため公費で宿泊料が支払われたホテルで女性と性的行為に及んだ。

西田検事は内部調査に事実関係を認め、「女性からの好意を感じ、事件処理が終わって気が緩んだ」と釈明したという。

東京地検の市川宏次席検事は同日記者会見し、「検察官の職権行使の公正性に対する信頼を根本から揺るがせ、極めて遺憾だ。国民の皆さまに深くおわびする」と謝罪した。最高検は同日、全国の高検・地検に対し、綱紀の保持の徹底を求める通知を出した。

西田検事は25年12月まで約4年半、特捜部に所属。複数の検事をまとめる「キャップ」として、自民党派閥の政治資金パーティー収入を巡る裏金事件などで現場を指揮した。

〔写真説明〕東京地検=東京都千代田区

2026年07月29日 19時34分


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