
熊本県で最大震度7を観測した地震の発生を受け、東京都内のアンテナショップ「銀座熊本館」に連日、長蛇の列ができている。「ひとごととは思えない」「少しでも役に立ちたい」。特産品の購入や募金を通じ、被災地を応援しようと多くの人が詰め掛けている。
県東京事務所によると、地震発生翌日の7月29日の売り上げは繁忙期の休日の2倍以上に達した。担当者は「これほどの行列はめったにできない」と驚く。サツマイモとあんこを皮で包んだ「いきなり団子」やからしれんこんが人気だという。
氷川町に住む親戚の自宅が被害を受けた千葉県浦安市の自営業の女性(56)は「しばらく支援物資を送れないので、何もしてあげられない。せめてもの気持ちで買い物をした」と話す。熊本県の人気キャラクター「くまモン」柄の笛を購入し、「防災対策として家族に配りたい」という。
7月に出張で熊本市を訪れた東京都板橋区の男性会社員(64)は「自分も被災していた可能性がある。100%応援したいという思いでお菓子を買った」と語った。
店内の募金箱には、29、30両日で計約200万円が寄せられた。東京事務所の松岡満男次長は「温かい気持ちが県民の支えと励みになっている。引き続きご支援、ご協力をお願いしたい」と呼び掛けている。
〔写真説明〕行列ができた熊本県のアンテナショップ「銀座熊本館」=7月31日午後、東京都中央区
〔写真説明〕熊本地震を受け、熊本県のアンテナショップ「銀座熊本館」で募金する人たち=7月30日午後、東京都中央区
2026年08月01日 14時32分