
熊本県内で最大震度7を観測した地震で、県警や消防などは30日も行方不明者の捜索を続けた。県災害対策本部によると、同日午前7時半時点で、死者17人、心肺停止6人、重症5人。発生から2日となったが、被害の全容は依然として判明せず、県災対本部が確認を進めている。断水や停電が続く中、約1万人が避難を余儀なくされている。
県災対本部によると、人的被害は86人に上った。爆発により2階部分が崩落したイオンモール熊本(嘉島町)では11人が救助されたが、5人が死亡し、1人が心肺停止の状態という。
煙突が倒壊した日本製紙八代工場(八代市)では、救助された10人のうち、8人の死亡が確認された。他に安否不明が1人いるとみられ、捜索が続けられている。
各地で民家が倒壊したり、橋の支柱が倒れたりしているのが確認されたが、家屋などの被害状況は判然としない。30日午前7時半時点で415カ所の避難所に1万467人が身を寄せている。
ライフラインも寸断され、県内約2万2950戸が停電し、宇城市や宇土市、八代市、氷川町などの少なくとも7万4800戸で断水している。医療施設も被災し、災害派遣医療チーム(DMAT)が現地入りして支援活動を行っている。
2016年の熊本地震では、最初の震度7の揺れから約28時間後に再び震度7が観測された。気象庁は、今回の地震発生後1週間程度は最大震度7程度の地震に注意するよう呼び掛けている。
【時事通信社】
〔写真説明〕倒壊した家屋で続く救助活動=30日午前、熊本県八代市
〔写真説明〕イオンモール熊本で救助活動を行う消防隊員ら=30日午前、熊本県嘉島町
〔写真説明〕地震で倒壊した日本製紙八代工場の煙突=28日午後、熊本県八代市(八代広域行政事務組合消防本部提供)
2026年07月30日 10時27分