慶応大は18日、医学や生命科学分野で顕著な業績を挙げた研究者に贈る慶応医学賞の今年の受賞者に、京都大医学研究科の小川誠司教授(64)と、独マックス・プランク生化学研究所のウルリッヒ・ハートル教授(69)を選んだと発表した。2人にはそれぞれ賞金1000万円が贈られる。
小川氏は、遺伝情報を調べるゲノム解析を駆使し、白血病や悪性リンパ腫などの発症に関わる遺伝子異常を発見。近年は、加齢に伴い変異を持つ細胞が増えることにも着目し、正常な細胞ががんに至る過程を明らかにした。成果はがんの分類や予後予測、治療法の開発につながった。
ハートル氏は、たんぱく質が正常に働くために必要な立体構造が、細胞内で作られる仕組みを解明。「分子シャペロン」と呼ばれる物質がこの形を整えることを実証し、成果は神経変性疾患などの創薬研究に貢献した。
慶応医学賞は1996年に創設され、受賞者のうち13人がノーベル賞に選ばれている。
2026年09月18日 00時03分
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