輪島、落選の悔しさ糧に=「点取り屋」へ意識改革―アイスホッケー女子〔ミラノ・コルティナ五輪〕



初の五輪代表が11人も名を連ねるアイスホッケーの日本女子。成長著しい若手を象徴する存在が、FW輪島夢叶(23)=道路建設=だ。次世代のエース候補は、7日に行われた1次リーグのドイツ戦でゴール。念願の夢舞台で存在感を示した。

6歳で競技を始めた当初は「めちゃくちゃ下手くそだった」と振り返る。だが、素質は豊かで、中学2年でU18(18歳以下)世界選手権の日本代表に選出。それが「上を目指したい」と意識が変わるきっかけになった。

右手首の腱(けん)を負傷して2021年春に手術。懸命にリハビリを続けて22年北京五輪の直前合宿に招集されたが、合宿後に落選を告げられた。「めちゃくちゃ悔しかった。手術しなかったら五輪に行けたかな、と後悔した時期もあった」と打ち明ける。

もともとシュートよりもパスやアシストの方が好きだった。所属先の監督に、ウイングから司令塔役のセンターへのポジション変更を直訴した時期もあった。25年2月の五輪最終予選が地元の北海道苫小牧市で行われることが決まって転機に。「自分で得点を決めたい、と意識が180度変わった」と明かす。

24年夏の代表合宿で得点する喜びを初めて感じ、「自分でも(シュートが)入るんだと自信がついた」。五輪最終予選は3戦連続得点で、日本の4大会連続の五輪切符獲得に大きく貢献した。

身長156センチ。体格差のある海外選手も恐れず、切れ味抜群のスピードで鋭く切り込む。7日のドイツ戦は敗れたものの、反撃ムードを高めるゴールには「しっかり決め切れてよかった」と納得。憧れのリンクで「自分が得点してチームを勢いづけたい」との思いを胸に、スティックを振り抜く。

【時事通信社】 〔写真説明〕アイスホッケー女子1次リーグのドイツ戦でプレーする輪島(奥)=7日、ミラノ郊外

2026年02月08日 19時01分


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