点取り屋の「集大成」=浮田、夫と磨いた得点力―アイスホッケー女子〔ミラノ・コルティナ五輪〕



高校生で初めて五輪のリンクに立ってから12年。アイスホッケー日本女子のFW浮田留衣(29)=ダイシン=は、今はチームをけん引する立場となった。2022年北京五輪後、休養を経て復帰。4大会連続出場のミラノ・コルティナ五輪は「集大成」と思いは強い。

6日のフランスとの1次リーグ初戦は第2ピリオドに均衡を破る先制点を決め、18年平昌から3大会連続ゴール。「しっかり続けていきたい」と頼もしく言った。

14年ソチ五輪はチーム最年少の17歳で出場。先輩たちに「常に声を掛けてもらっていた」という。初の五輪代表が11人いる日本。当時の経験を思い返し、積極的に若手と話して世代間の垣根を取り払ってきた。

北京五輪の準々決勝でフィンランドに1―7で敗れた後、心の中で「何かがぷつんと切れた」。現役引退も頭をよぎり、半年ほど休養。22年の世界選手権で日本がフィンランドを撃破した速報を目にすると、「みんなと一緒にトップレベルでやりたい」と、眠っていた感情がよみがえった。

23年の結婚を機に、拠点を所属チームのある北海道釧路市から苫小牧市へ移した。未経験ながら競技に詳しくなった夫は練習や試合を見守り、合宿の合間には夫婦でシュート練習も。「プレーの幅が広がった。親身になってくれて心強い存在」。磨いてきた得点力を大舞台で示した。

ベテランと若手が融合したチームを「虹色」と表現する。「(北京五輪の)準々決勝は通過点。そこよりももっと先を見据えていきたい」。頼れる「点取り屋」に迷いはない。

【時事通信社】 〔写真説明〕アイスホッケー女子1次リーグのフランス戦で先制点を決めて喜ぶ浮田留衣(左)=6日、ミラノ郊外 〔写真説明〕アイスホッケー女子1次リーグのフランス戦でシュートを放つ浮田留衣=6日、ミラノ郊外

2026年02月09日 14時38分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース