ジャンプの地位向上へ=小林陵侑、挑む五輪連覇〔ミラノ・コルティナ五輪〕



ノルディックスキー・ジャンプ男子の小林陵侑(チームROY)が9日の個人ノーマルヒル(NH)で、この競技では日本勢初の2大会連続金メダルに挑む。前回北京大会では個人NHで金、同ラージヒル(LH)で銀。この4年間は競技の地位向上を強く意識してきた。

北京の個人金は、日本中が沸いた1998年長野五輪の船木和喜(フィット)以来の快挙だった。「これでジャンプ界は盛り上がる」。そう確信したが現実は厳しく、「何も変わらなかった」。国内大会の客入りも「これまで通りだった」。

本場の欧州では何度も大観衆の前で飛び、感動を味わってきた。どうすれば、この光景が日本でも見られるか。考えた末に選んだ道がプロ転向だった。

2023年春、高校卒業から面倒を見てくれた葛西紀明が兼任監督を務める土屋ホームを退社。翌年にはアイスランドの特設ジャンプ台で、非公認ながら世界記録を大きく上回る驚異の291メートルを飛び、注目を集めた。アパレルブランドの立ち上げなど、競技外の活動にも尽力。「ジャンプを知らない人が僕を知り、競技にも興味を持ってもらえればいい」

五輪のジャンプ競技がNHとLHになった1964年インスブルック大会以降、NHで連覇した選手はいない。再び脚光を浴びる絶好のチャンス。「試合が楽しみ」と、日本のエースはその瞬間を心待ちにしている。

【時事通信社】

2026年02月09日 14時30分

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