
フリーの曲「グラディエーター」の勇ましいフィナーレ。木原の頭上に持ち上げられながら、三浦は拳を何度も突き上げた。自己ベストを7.66点も上回る155.55点。三浦は「今までやってきたことだけを信じて、一つ一つ丁寧に取り組めた」。SPに続き、世界歴代3位の得点をたたき出した。
序盤にそろって跳ぶ3連続ジャンプが乱れた以外、ほぼ完璧な内容。木原が三浦を投げ上げる3回転のスロージャンプは2本とも鮮やか。スピードに乗ったリフトは力強さも十分だった。
日本が団体を戦う上で、ペアはかつて弱点の一つだった。4大会連続代表の木原は、2014年ソチ、18年平昌の両五輪を振り返り「出させていただいている感じで、申し訳ない気持ちがあった」と打ち明けたことがある。
19年に三浦と組んでからぐんぐん力をつけ、前回北京五輪の団体ではSP4位、フリー2位で初メダルに貢献。その後、2度の世界選手権制覇を遂げた2人は今回、両方ともトップとなった。「北京と今回、力になることができて、本当にうれしかった」と木原。33歳の言葉に実感がこもる。
団体で2度演技するきつさは身をもって知っているが、今回も引き受けた。個人戦へのシミュレーションになるとの考えもありつつ、木原は「団体戦は僕たちにとってすごく大切。120%の力を出し切りたい気持ちも持っていた」。得点源の期待に120%で応えてみせた。
【時事通信社】
〔写真説明〕フィギュアスケート団体、ペア・フリーで演技する三浦璃来(左)、木原龍一組=8日、ミラノ郊外
〔写真説明〕フィギュアスケート団体、ペア・フリーで演技する三浦璃来(左)、木原龍一組=8日、ミラノ郊外
〔写真説明〕フィギュアスケート団体、ペア・フリーで演技する三浦璃来(上)、木原龍一組=8日、ミラノ郊外
〔写真説明〕フィギュアスケート団体、ペア・フリーの演技を終えた三浦璃来(左)、木原龍一組=8日、ミラノ郊外
2026年02月09日 10時51分