
野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表「侍ジャパン」を8強入りに導いた大谷翔平(ドジャース)は、トレーディングカードの世界でも超大物だ。
ファナティクス・コレクティブルズ社のトレーディングカード部門トップ、デイビッド・ライナー氏がこのほど、東京都内で取材に応じ、「(投打の)二刀流をしっかりこなすのは本当にすごい。インパクトがあり、唯一無二だ。こんな選手はもう出てこないだろう」と語った。
同社の「Topps(トップス)」というブランドのカードは野球、サッカーなどで世界的に有名で、スター選手のものは高額で取引される。大谷のサイン入りでは昨年300万ドル(約4億7400万円)で落札されたカードも。ライナー氏は「コレクションの世界は単なる趣味でなく、投資の分野と見られる傾向が強まっている。300万ドルは決して高くない」と説明する。
今月には大谷とアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の両選手のサインが入ったカードが登場。オークションの締め切りまで10日以上を残した段階で100万ドル(約1億5800万円)に到達し、改めて関係者を驚かせた。
「スポーツの発展にはスーパースターの存在が重要」(ライナー氏)といい、同社は2024年8月に大谷と独占契約を結んでいる。同氏は米プロバスケットボール協会(NBA)で活躍したマイケル・ジョーダンやサッカーのリオネル・メッシ(アルゼンチン)らと比較し、「今後もどんどん価値が伸びていくのは大谷だろう」と予想。日本がWBC連覇を果たせば、大谷の野球カードの人気はさらに高まりそうだ。
【時事通信社】
〔写真説明〕米ファナティクス・コレクティブルズ社のトレーディングカード部門トップ、デイビッド・ライナー氏。米大リーグで活躍する大谷翔平の3枚のカードのうち、中央は300万ドルで取引されたもの=9日、東京都千代田区
2026年03月13日 17時02分