早くも3敗、大願かすむ=安青錦、正念場迎える―大相撲春場所



綱とりの安青錦が正念場を迎えた。体の大きな王鵬にきめられ、尻から土俵下に落とされた。早くも3敗となり、大願がかすむ。取組後の支度部屋。常に冷静な態度を保とうとする大関は「きょうはなしで」と対応せず。腕を組み、目をつむる時間に考えたのは、自身への怒りか、反省か…。

左でまわしの深い位置を取り、右差しも果たしたが、強引な投げは不発。持ち前の前傾姿勢を維持できず、過去3勝2敗の相手の圧力に屈した。

1場所15日制が定着した1949年夏場所以降、3敗で横綱昇進を遂げたのは35人中4人だけ。さらに安青錦の最高成績は1場所12勝。13勝到達の経験がなく、最高位を極めた例はない。綱とりは厳しい状況に追い込まれた。

八角理事長(元横綱北勝海)は「右まで差してもがいていた」と指摘。横綱を目指す上で順調に星が伸びない状況は困難の一つになるとみる。「上がったら、こういうこともある。試練だ。生みの苦しみ」と述べた。

土俵下の九重審判長(元大関千代大海)は「まだ分からない。ここから全部勝てば、ひっくり返る」と奮起に期待。まだ折り返しも迎えていない。若き大関の底力が試される。

【時事通信社】 〔写真説明〕王鵬にきめ出しで敗れた安青錦=13日、エディオンアリーナ大阪

2026年03月13日 21時05分


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