日本、メダル通算100個に=選手層、男女差など課題も―冬季パラリンピック〔パラリンピック〕



ミラノ・コルティナ・パラリンピック第8日の13日、スノーボード男子バンクドスラローム下肢障害LL1で小栗大地(SCSK)が今大会の日本勢として3個目のメダルとなる銀を獲得。これで日本の冬季パラリンピック通算メダル数が100個に到達した。

最初のメダルは1988年インスブルック大会。アルペンスキーで銅を二つ獲得した。地元開催の98年長野大会ではメダルを量産。アルペン女子の大日方邦子らが日本勢初の金に輝き、通算51個に。この大会を機に日本パラリンピック委員会(JPC)が設立され、国内の競技環境が整備されていった。

2002年ソルトレークシティー大会は銅3個のみに終わったが、その後は複数の金を含めて着実に上積み。冬季大会で日本は一定の存在感を保ってきた。

一方で課題も少なくない。全体的に選手層が薄く、特定のエースに依存する構図が目立つ。選手発掘を目的としたプロジェクトが17年に始まり、2大会ぶりに出場したアイスホッケーは若手が台頭。それでも、JPCによると今大会の日本勢の平均年齢は37.8歳(2月18日時点)で、92年アルベールビル大会以降の冬季大会で最も高かった。

女子選手の割合は前回北京大会から約5%減の22.7%。アイスホッケーとスノーボードで初めて女子選手が代表入りしたものの、依然として限られている。

日本選手団団長を務める大日方氏は、「女子が活動する環境は課題が多い。男子と同じ日程で動くのはライフステージの面でも大変。1人出たからいい、という問題ではない」と指摘。育成面については「競技をやったことがない選手も多い。時間をかけることが必要」と語った。

【時事通信社】 〔写真説明〕スノーボード男子バンクドスラローム下肢障害LL1で銀メダルを獲得した小栗大地。冬季パラの日本勢通算100個目のメダルとなった=13日、コルティナダンペッツォ

2026年03月15日 07時08分


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