
互いに譲らずもつれ込んだPK戦で、町田のGK谷が輝きを放った。3本のストップで勝利に貢献。「PK戦は5本の組み立ても意識している。その選手で止められなくても、布石を見せてやっていくのが戦い方」。緻密な駆け引きがあった。
象徴的だったのが、川崎の1人目が真ん中に蹴ったシュートを止めたシーン。「勢いをつけた。その後は、恐らく相手も真ん中に蹴ることへの恐怖心、左右に蹴るコースの甘さができた」と黒田監督。谷は冷静な読みから3人目は左、4人目は右に飛んでセーブした。
百年構想リーグは90分を終えて同点の場合、PK戦で決着をつける。町田はコンセプトを持って練習を重ねており、谷は「読んだ方向を当てたら止める。迷いをなくすこと」とその一端を明かした。
町田はこの日つかんだ「勝ち点2」で東の2位に浮上。青森山田を高校サッカーの強豪に育てた黒田監督は「PKはスキルだけではなく、心理学の部分が大半。キッカーとGKの1対1の勝負にスキルがついてくる」と指摘する。工夫を凝らして勝ち点を重ね、首位の鹿島を追う。
【時事通信社】
〔写真説明〕前半、ゴールを守る町田のGK谷(中央)ら=28日、Gスタ
2026年03月28日 19時36分