
1回戦からほぼ1人で投げ抜いてきた智弁学園のエース杉本は、マウンド上で苦い表情を浮かべた。同点で迎えた七回無死満塁から押し出し四球などで4失点。1週間で500球という球数制限に引っ掛かる直前の128球を投げたが力尽き、この回限りで降板した。
「最少失点で流れを持ってこようと思ったが、うまくいかなかった。実力がなかった」。淡々と言葉を並べた。
準決勝までの疲れが残っていたのか、三回までに3失点。だが攻撃陣が内野安打や意表を突くスクイズなどで試合を振り出しに戻した。その奮起に応え「野手が取ってくれている。自分も抑えよう」。尻上がりに調子を上げ、四~六回は無失点だっただけに、悔しさが募る。
チームは準決勝まで3試合連続で逆転勝ちし、頂点まであと一歩に迫った。杉本は「球数があっても実力を出せるような体力とメンタルを見直す。ここ一番でゼロに抑える」。一回りも二回りも成長して、大舞台に戻ってくる覚悟だ。
【時事通信社】
〔写真説明〕7回表大阪桐蔭2死二、三塁、黒川(左)に2点適時打を打たれた智弁学園先発の杉本=31日、甲子園
〔写真説明〕7回を投げ終え、ベンチに戻る智弁学園先発の杉本=31日、甲子園
2026年03月31日 20時11分