霧島、綱とりへ平常心=稽古にまい進、堅固な土台―大相撲名古屋場所・尾張に誓う(下)



越えるべきハードルは高いが、5月の夏場所で優勝同点の霧島は「変わらずいつも通りにやっていきたい」と平常心で臨む。名古屋場所(12日初日、IGアリーナ)について審判部の浅香山部長(元大関魁皇)はハイレベルの優勝を遂げた際に、横綱昇進の道が開けるとの見解を示している。

30歳の大関は首のけがなどで看板力士の地位から一度は転落。その後、豊富な稽古量で立て直した。欲を見せない態度は、十分な鍛錬を積めば、これまでのような好結果が出るという自信の表れだろう。

まさに有言実行。6月29日の番付発表後から体をみっちりとつくり、2日は佐渡ケ嶽部屋に出稽古した。動きの良い藤ノ川らを指名して計10番。「どんどん調子を上げていく」と意気込みを示し、4日は伊勢ノ海部屋に赴いて十両錦木らと手合わせした。

その後も稽古相手を求め、境川部屋などで相撲を取った。番付の頂点を極めるため、精力的な姿勢でまい進し、堅固な土台を築こうとしている。

重圧がかかる土俵を前に、師匠の音羽山親方(元横綱鶴竜)は「稽古場でも負けないことが大事だ」とまな弟子に自覚を求めた。

上位陣の中で変わらぬ安定感を示すことで、悲願成就は見えてくる。「しっかりと体は戻ってきた」と霧島。万全の準備を整え、打って出る。

【時事通信社】 〔写真説明〕稽古する大関霧島=2日、名古屋市

2026年07月08日 07時08分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース