錦織、またテニス楽しく=動きに切れ、「調子いい」



【ワシントン時事】男子テニスの錦織圭(ユニクロ)が27日(日本時間28日)、今季限りでの引退表明後、初めて出場する公式戦、ムバダラDCオープン(米ワシントン)のシングルス1回戦に臨む。会場での練習では、現役を退くことを決めた選手とは思えない切れを感じさせる。

「今はかなり調子がいい」。プレー面で衰えを感じることはあまりないという。一方で「2、3試合、4、5試合できるかと言われると、どうなるか分からない。ずっと続けたら多分、またけがをするだろう」と率直に話した。

引退を意識し始めたのは昨年8月。けがをいくつも抱えて練習が思うようにできなかった。今年に入ってから決心。春に体を休めたこともあり体調は回復し、充実した練習も積めたが、真の全快ではない。「またけがをした時に、メンタルは確実に持たないと思う。そういった意味では、数試合が今は限界かな」と察する部分がある。

不安は常につきまとうが、悲壮感があるわけではない。一時は練習に行くのも、足が重かった。今はまた楽しめるようになり「テニスを嫌いにならなくてよかった」と言える。再び前向きに競技と向き合えるようになった喜びとともに、現役最後のシーズンを全うしようとしている。

【時事通信社】 〔写真説明〕大会会場で練習する錦織圭=26日、米ワシントン

2026年07月28日 07時27分


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