
衆院予算委員会は27日午前、高市早苗首相が出席し、閉会中審査として集中審議を行った。首相は女性・女系天皇や皇位継承権の在り方を議論する新たな有識者会議について「直ちに設置する考えはない」と明言。自身の名前を冠した暗号資産「SANAE
TOKEN(サナエトークン)」を巡っては関与を重ねて否定した。
有識者会議の設置は中道改革連合の階猛幹事長が提案した。
首相は、秋篠宮家の長男悠仁さまの次代以降の皇位継承について「悠仁親王殿下のご年齢や結婚などを巡る状況を踏まえた上で議論を深めていくべきだ」と指摘。具体的な議論は時期尚早だとの認識を示した。
特別国会で成立した改正皇室典範の運用に当たっては「立法府の意思を尊重して対応する」とも述べた。
中道の後藤祐一氏はサナエトークンの作成に首相の秘書が関わった疑惑を取り上げ、事実関係をただした。首相は「私の事務所が承認したことはない」と説明。「暗号資産が発行、取引されるということを秘書も私も知らなかった」と強調した。
国民民主党の長友慎治氏は、食料品の消費税減税を巡り、来年4月から税率を2年間1%に引き下げる案への見解を示すよう要求。首相は「社会保障国民会議の実務者会議に議論をお願いしており、間もなく取りまとめをしてもらえる。結論の先取りはできない」と述べるにとどめた。
【時事通信社】
〔写真説明〕衆院予算委員会で答弁する高市早苗首相=27日午前、国会内
2026年07月27日 12時02分