初のビデオ検証、公平性に一役=素早い判断に難しさも―高校野球



今大会から導入されたビデオ検証。公平なジャッジの一助となっている一方で、難しさも浮き彫りとなっている。

負けたら終わりのトーナメントでは1度の検証に重みがある。1回戦の白樺学園―東日本国際大昌平では勝敗に影響を及ぼす場面があった。1―1の九回、東日本国際大昌平の攻撃。2死一、二塁で二塁走者の小内がけん制でアウトに。小内はすかさず合図を出してベンチからの伝令がビデオ検証を申し出ると、判定は覆った。するとその打席で勝ち越し打。小内は「検証のおかげでいい方向に転がった」と話した。

使えるのは九回までに1度と延長で1度。伝令を通じた速やかな申し出が必要となる。3回戦の高川学園―天理では、打者走者のアウト判定に対して高川学園側が検証を申し出たが受け入れられなかった。運営側は選手がベンチに完全に下がった後での要求は認められないとし、松本監督は「勉強不足。選手に確かめるのに時間がかかってしまった」。素早い判断に難しさがあったようだ。

仙台育英の須江監督は「ネットで判定が議論される時代。選手や審判を守るいいシステム」と語った。「第1号」となった有明の高見監督は「もやもやした気持ちをなくせるのはいい」と好意的な意見を口にした。一方で、今後へ向けては、チーム側の運用への慣れも必要となってくる。

【時事通信社】 〔写真説明〕初めて行われたビデオ検証中、ビジョンに映し出されたリプレー映像=7日、甲子園 〔写真説明〕花巻東―横浜の2回表、横浜無死、内野ゴロを放った千島が一塁セーフとなった判定を巡り、ビデオ検証の結果を伝える球審(中央)。アウトに覆った=18日、甲子園

2026年08月20日 07時06分


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