
打者としての成長を示すような高い弾道だった。阪神の森下が、自身初の30号に到達した。
1点を追う四回1死。1ボールから平良の変化球を捉えると、打球は敵地に詰め掛けた阪神ファンの待つ左翼スタンドへ。「両チームにとって次の1点が非常に重要だと思っていた。同点にできたことがよかった」。これがチーム初安打。反撃の口火を切る、価値ある一発となった。
23本塁打だった昨季を終えると、打球角度を上げるために技術改善に取り組んできた。その努力が実を結び、今季は開幕からアーチを量産。7月17日に24号を放ってから、自己最多を更新し続けている。
球団の日本人右打者でシーズン30本塁打は、1985年の岡田彰布、真弓明信以来。快挙ではあるが、森下にとっては「最低目標」と通過点だ。「本塁打王はいずれ取らないといけない。自分の中でも思っているタイトルでもある」。本塁打数を争う4番佐藤も八回に貴重な追加点となる30号ソロ。チームは競り勝った。
節目の一発にも、森下は「今は特に思っていない。目標は、そこに届きそうで届かないもの」。勝利と同時に、さらに高いレベルの数字も追い求めていく。
【時事通信社】
〔写真説明〕4回、同点のソロ本塁打を放つ阪神の森下=21日、横浜
2026年08月21日 22時20分