
第108回全国高校野球選手権大会は、智弁和歌山(和歌山)の5年ぶり4度目の優勝で幕を閉じた。甲子園常連校との対戦を勝ち抜き、ヤマ場だった横浜(神奈川)との準決勝では、大会随一の好投手の織田を攻略して流れを引き寄せた。
エースの和気ら今大会は計6人が登板。対戦校はタイプの違う複数の投手への対策に苦しんだ。打線も好機を着実に点に結び付け、投打にバランスが取れたチームには隙がなかった。
準優勝の健大高崎(群馬)は1―0での勝利が3試合と、勝負強さが光った。1回戦で完投、準々決勝で完封を果たした石垣を筆頭に投手陣が充実し、準決勝までは要所で好守も出た。
初出場の有明(熊本)は堂々の8強。大会直前に発生した最大震度7の地震の影響で地元からの移動方法の変更を余儀なくされたが、苦難の中にいる被災地からのエールを力に変えた。
運営面では女性審判委員が甲子園大会では初めて起用され、5人が審判を務めた。難しい判定を巡ってビデオ検証が導入され、対象となった17件のプレーのうち、6件で元の判定が覆った。日本高校野球連盟は正確性の向上だけでなく、ミスジャッジを疑われた審判委員への中傷防止につなげたい考えだ。
3年連続となった一部日程での2部制は、午前に1試合、午後に3試合を行う方式で初めて実施された。
【時事通信社】
〔写真説明〕健大高崎を破って優勝し、喜ぶ智弁和歌山の選手たち=22日、甲子園
〔写真説明〕力投する健大高崎先発の石垣=22日、甲子園
〔写真説明〕力投する智弁和歌山2番手の和気=22日、甲子園
2026年08月22日 17時21分