
押し込んでも詰め切れない。開幕から2連敗だった名古屋は、形を意識し過ぎるきらいがあった。それを打ち破ったのは、思い切り。一度は追い付かれながら終盤に振り切り、今季3試合目で初白星の喜びに浸った。
姿勢を示したのは、木村だ。試合序盤にフリーでパスをもらうと、迷わず右足でミドルシュートを狙った。相手GKの前でバウンドし、ゴール左へずばり。「先制できて、流れが来た」と自賛する今季初ゴールだった。
ペトロビッチ監督が就任し、今年から攻撃的な新戦術に挑戦。人数も手数もかけた際は迫力が出る一方、今季は副作用も出ていた。過去2試合は攻めても、決定的なシュートを欠く展開。「きれいに崩すことに固執している。もっと強引さがあってもいい」と木村。意識の変革が、チームに躍動感を与えた。
終盤に浅野が勝ち越し点、大けがから復帰した小野もJ1初ゴールとなる追加点。最後までペースを譲らず、途中出場組が違いを出した。2025年シーズンの16位という屈辱を経て、「目標はもっともっと上。ここからいいスタートを切りたい」と小野。この激しさが、勢いを生むか。
【時事通信社】
〔写真説明〕前半、競り合う名古屋の木村(左)とG大阪の岸本=22日、豊田スタジアム
〔写真説明〕後半、勝ち越しゴールを決め、喜ぶ名古屋の浅野(左)=22日、豊田スタジアム
〔写真説明〕後半終了間際、ゴールを決めた名古屋の小野(奥)=22日、豊田スタジアム
2026年08月22日 22時46分