岡、腰痛でも持ち味=難度抑えて美しく―アジア大会・体操



世界屈指のオールラウンダーが争った体操男子の個人総合。表彰台でパリ五輪王者の岡に笑顔はなかった。パリでは2位だった中国の張博恒に優勝をさらわれて銀メダル。「金という目標があったが、悔しい。常に勝ちたいと思わせてくれる選手」と素直に負けを認めた。

9月上旬に腰を痛めて万全ではない中、持ち前の美しい演技は見せた。得意の平行棒と鉄棒は難度を落とした構成で臨んだ。それでも、両種目とも全体で3位の得点。平行棒は不安だった着地をぴたりと止め、出来栄えを示すEスコアは9点台。「けがをしてもここまでやれたことは自信になる」

10月にはロサンゼルス五輪の出場枠が懸かる世界選手権を控える。腰痛が悪化するリスクを避けるため、今大会は出場しない選択もできた。「ちょっと怖さはあった。でも、最低限のレベルでいいから出たい」。試合と同じように6種目全てを通した練習は、直前まで回避。焦らず安静にする期間も設けながら挑んだ。

団体総合の予選でも中国の後塵(こうじん)を拝したが、差はわずかだった。「完璧な演技はできていない。もっと感覚を研ぎ澄ませて、集中して(決勝を)迎えたい」。ライバルに負けたまま終わるつもりはない。

【時事通信社】 〔写真説明〕体操男子個人総合、鉄棒の演技をする岡慎之助=21日、愛知・クロコくんホール 〔写真説明〕体操男子個人総合、平行棒の演技をする岡慎之助=21日、愛知・クロコくんホール 〔写真説明〕体操男子個人総合、あん馬の演技をする岡慎之助=21日、愛知・クロコくんホール

2026年09月21日 20時53分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース