
運営上のトラブルが続く愛知・名古屋アジア大会の組織委員会は22日、名古屋市内で報道陣の取材に応じ、一連の問題について説明した。大参孝彰事務局次長は「ヒューマンエラーがほとんど。原因別に対策を立てて徹底する。柔軟に対応できていない点をおわびし、競技第一で進めたい」と陳謝した。
18日のホッケー男子の韓国―バングラデシュ戦前に北朝鮮国歌が流れた件は、「間違いなく重大なミス」と受け止めた。放送用機器に当日分以外の国歌も多く保存され、担当者が選曲を誤ったという。
バスケットボール男子で韓国チーム用のバスが来ず、決勝当日の練習に支障が出た件は配車漏れが理由だった。改めて手配しようとしたところ、既に時間が遅くなったことから韓国側が辞退。その他の輸送の問題は、前日午後3時までの予約期限を大幅に過ぎた分も対応しようとしたことなどが原因で、大参氏は「準備していた機能は果たしている」との見解を示した。
クルーズ船への宿泊を巡り選手らが長時間待たされた件は、事前の登録と異なる人や、人数の超過分も受け入れたことで手続きが遅れたという。「もう宿泊は落ち着いている。試合に影響が出るような問題はない」と話した。今年に入ってから急きょ追加されたテックボールの関係者が、食事量が少ないとSNSに不満を漏らした件については、「国際競技団体が提供する約束。われわれの管理ではない」と述べた。
直前に行われた組織委による別の記者会見では、これらの問題に関する質問に応じなかった。報道陣からは、海外メディアやテレビ局も取材しやすい会見の場で応じるべきだとの意見も出た。
【時事通信社】
〔写真説明〕報道陣の取材に応じる愛知・名古屋アジア大会組織委員会の大参孝彰事務局次長(中央)=22日、名古屋市港区
2026年09月22日 18時21分