熱海富士、澄み切った心で=大関撃破、勝負の終盤戦へ―大相撲秋場所



ぐいぐいと圧力をかける姿は、どちらが番付の上位か分からなかった。熱海富士が大関琴桜を撃破し、10日目に勝ち越しを決めた。「通過点。まだまだ先は長い」と、テレビ中継のインタビューで冷静に振り返った。

大関昇進に挑む場所。「誰が相手でも、自分のやることをちゃんとやる」という自然体の意識で土俵に向かう。しっかりと当たってから右で力強く押し出す取り口に余計な緊張や硬さは感じられなかった。

邪念のない澄み切った心で185センチ、198キロの恵まれた体格を操れば、そう簡単には崩れない。八角理事長(元横綱北勝海)は「負けた相撲も良い内容だった。きょうの相撲も内容が立派」と評価した。

新関脇で臨んだ5月の夏場所で9勝、7月の名古屋場所では優勝同点となる12勝を挙げた。相撲を取った後、付け人とリラックスした様子で談笑した24歳は勝負の終盤戦で昇進への機運を高められるか。

「やることは変わらない。全部勝つつもりでやり、そこに結果がついてきてくれればいい」と表情を引き締めた。

【時事通信社】 〔写真説明〕琴桜(手前)を押し出しで破った熱海富士=22日、東京・両国国技館

2026年09月22日 20時18分


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