神戸がホーム初戦で初勝利を飾った。吉田監督は「アウェーはいろいろな難しさがあるので、ホームで勝つことが大事」。2試合で勝ち点4。上々のスタートを切った。
序盤に宮代のヘディングで先制した後、相手のブラジル人FWのドリブル突破に苦しめられ、CKで失点。警戒していた個の力で追い付かれる嫌な流れとなっても、主導権は渡さなかった。
シンプルにボールを前へ送ろうとする山東を、中盤で引っ掛けて攻撃に転じた。好機をつくり続け、後半の立ち上がりに酒井が勝ち越し点。「失点は自分が守るゾーンでやられた。取り返したい気持ちがあった」。ゴール前を固めた相手守備の外からゴールを奪った。
リーグ戦、天皇杯と並行して戦いながら、プレーの強度は高く保ち続けた。宮代は「非常にタフな試合だったが、集中力は切らさなかった」。後半には武藤、広瀬ら主力を投入。最後まで手を緩めずにゴールを目指し、泥臭く戦った。
【時事通信社】
〔写真説明〕前半、先制のゴールを決める神戸の宮代(右から2人目)=2日、ノエビアスタジアム神戸
〔写真説明〕前半、先制のゴールを決め、喜ぶ神戸の宮代=2日、ノエビアスタジアム神戸
〔写真説明〕後半、勝ち越しのゴールを決める神戸の酒井(右)=2日、ノエビアスタジアム神戸
2024年10月02日 22時44分