米財務長官、１９日に万博参加＝初訪日、関税交渉は不透明
【ワシントン時事】トランプ米政権は９日、ベセント財務長官が１９日に大阪・関西万博を訪問すると発表した。日米関税交渉を主導するベセント氏の訪日は財務長官就任後初めて。米ブルームバーグ通信によると、現時点で日本政府との公式な協議の予定はないという。
ベセント氏が率いる万博の米代表団にはグラス駐日米大使らも含まれ、米国の伝統や文化を紹介する「ナショナルデー」の行事に出席する。赤沢亮正経済再生担当相はこれまで７回訪米して関税交渉を重ねており、日本で閣僚級協議が実現するか注目される。
日本政府によると、赤沢氏は８日、ベセント氏と約３０分間電話会談した。「日米双方の利益となるような合意の可能性を探っていく」ことで一致したというが、関税交渉は停滞気味だ。
【時事通信社】
〔写真説明〕ベセント米財務長官＝６月２４日、ワシントン（ＡＦＰ時事）
2025年07月10日 18時03分
