
第51回衆院選は8日、投開票された。自民党と日本維新の会の与党が300議席をうかがう勢い。自民は単独で過半数(233)確保が確実となり、高市政権は継続する。中道改革連合は公示前の172から大きく減らす。参政党、チームみらいは躍進する情勢だ。
与党は、高市早苗首相(自民総裁)が勝敗ラインに設定した過半数を大きく上回る。定数の3分の2に当たる310議席に届けば、与党が過半数を割る参院で法案が否決されても衆院で再可決できるようになる。憲法改正の発議も可能になる。
首相は国民の信任を得たとして「責任ある積極財政」や安全保障強化など、政策推進を加速させる考えだ。8日夜のテレビ番組で、公約した2年間の食料品消費税率ゼロについて、超党派で設置する「国民会議」で検討を加速する考えを示した。消費減税を「自民単独で押し切ることは考えていない」と述べた。
首相は自民党役員と首相指名選挙後の閣僚人事に関し「大きな変更はない」と語った。近く召集する特別国会で改めて首相に指名される見通しで、第2次内閣を発足させる。
衆院解散の直前に結党した中道は、自民の派閥裏金事件に関わった候補公認を批判したが、支持は広がらなかった。野田佳彦共同代表はテレビ番組で「トップとしての責任はある」と述べ、辞任を示唆した。「民意を厳粛に受け止める」と語った。安住淳共同幹事長は辞任する意向を固めた。
【時事通信社】
〔写真説明〕開票センターで当選確実となった候補者の名前に花を付ける高市早苗首相(自民党総裁、中央左)=8日夜、東京・永田町の同党本部
2026年02月08日 23時16分