
【ワシントン、イスタンブール時事】米国とイスラエル、イランは米東部時間7日夜(日本時間8日朝)、2週間の停戦で合意した。トランプ大統領はイランが事実上封鎖している原油輸送の要衝ホルムズ海峡の開放を条件として停戦を受け入れた。イランのアラグチ外相は、軍の調整下などでホルムズ海峡の安全な通航が2週間は可能と明らかにした。
今回の停戦交渉を仲介したパキスタンのシャリフ首相は、「イランと米国、およびその同盟国などは、レバノンを含むあらゆる地域での即時停戦に合意した」と述べた。中東のほぼ全域を巻き込み、世界のエネルギー供給リスクにつながった米イスラエルとイランの交戦は、5週間以上が経過して初めて双方が歩み寄った。
トランプ氏はイランの発電所や橋などの重要インフラへの攻撃の猶予期限を米東部時間7日午後8時(日本時間8日午前9時)に設定していた。イスラエル首相府も8日、声明を出し、「トランプ大統領の決断を支持する」と発表。攻撃応酬の激化は直前で回避された。
トランプ氏はSNSで「イランへの爆撃と攻撃を2週間、一時停止することに同意する」と表明。「イランがホルムズ海峡の完全かつ即時、安全な開放に同意すること」を条件に挙げた。また、「イラン側から10項目の提案を受け取り、これが交渉の基盤になると確信している」と明らかにし、今後2週間で恒久的な和平合意に向けて交渉する姿勢を示した。
一方、イランで外交や国防を統括する最高安全保障委員会は10日からパキスタンの首都イスラマバードで米国側と2週間の交渉を行うことを決めたと公表。交渉で詳細が決まれば、戦闘の終結を受け入れると述べた。さらに双方が合意すれば延長も可能としている。
【時事通信社】
〔写真説明〕トランプ米大統領=6日、ワシントン(AFP時事)
〔写真説明〕イランのアラグチ外相=2025年3月、サウジアラビア西部ジッダ(AFP時事)
2026年04月08日 12時58分