
【ワシントン、イスタンブール時事】開始から5週間以上が経過した米イスラエルとイランの交戦で、イランは6日、パキスタンなどの仲介による一時停戦案の受け入れを拒否した。トランプ米大統領は停戦で合意できなければ、イランの全ての橋や発電所の破壊を4時間で行うと警告。トランプ氏が設定した交渉期限が迫る中、情勢は一段と緊迫している。
イラン国営メディアによると、イランはパキスタンに対し、一時的な停戦には応じられないとの立場を示す一方、戦闘の「恒久的な終結」が必要だと訴えている。これに加え、ホルムズ海峡の安全な通航に関する協定、対イラン経済制裁の解除など計10項目の対案を提示した。
一方、トランプ氏は6日の記者会見で「私が受け入れ可能な合意が必要だ。その一部として、石油やあらゆるものの自由な流通を求める」と表明。「米東部時間7日午後8時(日本時間8日午前9時)まで猶予を与える」と改めて強調した上で、「これを過ぎれば、橋も発電所も全て失い、石器時代に戻ることになる」と威嚇し、「8日午前0時までに完全に破壊する。われわれが望めば、4時間で実行する」と警告した。
ただ、トランプ氏は「交渉は順調に進んでいる」とも指摘。「相手側には意欲的な参加者がいて、彼らは合意に達したいと考えている」と主張した。イラン側に一時停戦拒否の考えを改めるよう、揺さぶりを掛けているとみられる。
【時事通信社】
〔写真説明〕6日、ホワイトハウスで記者会見するトランプ米大統領(手前)(AFP時事)
2026年04月07日 08時18分