自治体財政の可視化ツール公開=団体間比較も容易に―総務省



総務省は、自治体の財政状況を分かりやすく把握するための可視化ツール「地方財政ダッシュボード」を公開した。国が持つ都道府県や市町村の歳入・歳出、財政指標といったデータについて、パソコンの簡単な操作でグラフや色分け地図にして分析することができる。団体間比較も容易で、自治体職員をはじめ、広く国民に活用を呼び掛けている。

ツールはデジタル庁と連携して整備。同庁はデータに基づいた政策の判断や効果の可視化を進めるため、政府の統計データを分析できる「ジャパン・ダッシュボード」を公開している。このうちの一つが地方財政ダッシュボードで、4月に市町村版、5月に都道府県版をリリースした。

例えば、自治体ごとの実質収支や財政力指数の推移をグラフで表示できる。また「土木費」や「教育費」といった目的別の歳出について、任意の自治体を複数選択すれば、色分け地図を作成できる。高齢化率や財政力指数の数値を入力して絞り込めば、全国の類似団体との比較も可能だ。

ツールに使用しているのは、自治体の決算統計となる2024年度の「地方財政状況調査」のデータ。毎年4月に最新データに更新する。総務省の担当者は「住んでいる自治体や近隣自治体がどういった分野にお金を使っているかが一目で分かる。自治体財政に関心を持つきっかけとしてもらいたい」と話している。

【時事通信社】 〔写真説明〕経費の増減で色分けされた可視化ツールの表示画面の一例(ジャパン・ダッシュボードより)

2026年06月13日 14時34分


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