トランプ氏、覚書延長求めず=イラン「履行まで海峡封鎖継続」



【ワシントン、カイロ時事】トランプ米大統領は17日、イランとの戦闘終結に向けた交渉について「イランは、私が必要と思う合意を結ぶつもりはない」と述べ、期限切れとなった60日間の交渉期間を定めた覚書の延長は求めないとの認識を示した。ホワイトハウスで記者団に述べた。

11月の中間選挙を前に、ガソリン価格が高止まりしていることに与党・共和党内では懸念が高まっている。しかし、トランプ氏は「中間選挙は私の考えとは無関係だ」と強弁し、イランとの交渉妥結を急がない姿勢を見せた。

ただ、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の通航を巡ってイランと協議を行っている交渉仲介国オマーンに対し、トランプ氏はFOXニュースに「(イランとの交渉の)妨げになれば、激しく爆撃する」と主張。実際にはホルムズ海峡の開放が早期実現しないことに、いら立ちをにじませた発言が続いている。

一方、対米交渉を率いてきたイランのガリバフ国会議長は18日、国営テレビで「米国が覚書の全ての内容を履行するまで、ホルムズ海峡は開かれない」と述べ、封鎖を継続する方針を表明した。資産凍結解除や、圧力と軍事作戦の停止を改めて要求した。

また、イラン外務省報道官は、オマーンとの協議は継続中で、「共同声明を含む文書の最終決定に向け取り組んでいる」と強調した。

【時事通信社】 〔写真説明〕17日、米ホワイトハウスで記者団の質問に答えるトランプ大統領(AFP時事)

2026年08月19日 08時00分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース