
交戦中のロシアとウクライナは23日、人道支援物資の搬入や住民の避難のため、最前線のウクライナ南部ヘルソン州オレシュキで27日から局地的に停戦することで合意したと発表した。和平交渉を仲介するトランプ米大統領の夫人、メラニア氏が両国指導部に直接働き掛けたという。
米ホワイトハウスはこれより先、両国が29日からすべての軍事行動を一時停止することで合意したと表明したが、前倒しされた形。ロシアの占領下にあるオレシュキは州都ヘルソンの対岸に位置し、ドニプロ川を挟んで両軍がにらみ合う。周辺は無人機が飛び交い、地雷原も広がっており、残った住民約2000人の避難は困難な状況が続いている。
ロシアのゲラシモフ軍参謀総長は27日午前4時(日本時間同10時)からヘルソン州方面で戦闘行為を停止すると宣言。ウクライナ軍参謀本部も同時刻から停戦に入ると発表した。
ロシアのペスコフ大統領報道官は、メラニア氏が人道支援の調整に「多大な貢献」をしたと評価。住民避難には「少なくとも数日かかる」との見方を示し、ウクライナ側と停戦期間のすり合わせを進めていると明かした。
一方、ウクライナ側で交渉役を務める同国最高会議(議会)の人権担当者ルビネツ氏は、メラニア氏に謝意を示した上で「住民の救出に全力を尽くす」と強調した。
【時事通信社】
〔写真説明〕トランプ米大統領(右)とメラニア夫人=19日、ワシントン(EPA時事)
〔写真説明〕ウクライナのゼレンスキー大統領=22日、キーウ(AFP時事)
〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領=21日、サンクトペテルブルク(EPA時事)
2026年10月24日 15時08分