【ソウル時事】4月の韓国総選挙を控え、保守勢力が結集し、文在寅政権と与党「共に民主党」に対抗する構えを強めている。最大野党「自由韓国党」は17日、少数野党「新しい保守党」など2党と新党「未来統合党」を発足。文政権の「中間評価」とされる総選挙で勝利を目指す。
「国民と共にあれば総選挙で必ず勝てる。統合の勢いに乗って、文在寅政権に審判を下そう」。未来統合党の黄教安党代表は17日、新党の発足式で訴えた。
4月15日投開票の総選挙では、一院制の国会の定数300を争う。現有議席数は、共に民主党の129に対し、未来統合党は113。文大統領は既に任期を折り返しており、野党が勝利すれば文政権のレームダック(死に体)化が加速するのは必至だ。
【時事通信社】
〔写真説明〕17日、ソウルで開かれた新政党「未来統合党」発足式(EPA時事)
2020年02月18日 15時56分