【ロンドン時事】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合男子は24日、フィンランドのラハティで個人第8戦が行われ、渡部暁斗(北野建設)が今季初優勝を果たした。W杯通算19勝とし、荻原健司が持つ日本勢最多記録に並んだ。表彰台は通算69度目で、世界歴代単独4位となった。
山本涼太(長野日野自動車)が3位に入り、自身初の表彰台。
渡部暁は前半飛躍(HS130メートル、K点116メートル)で2位。トップの山本と1秒差でスタートした後半距離(10キロ)は序盤から先頭に飛び出し、力強い走りで今季4勝のヤールマグヌス・リーベル(ノルウェー)の追い上げを振り切った。
渡部善斗(北野建設)は14位、永井秀昭(岐阜日野自動車)は18位、木村幸大(中大)は28位、谷地宙(早大)は35位だった。
【時事通信社】
〔写真説明〕個人第8戦を制し、W杯通算19勝目を挙げた渡部暁斗(中央)と3位の山本涼太(右)=24日、フィンランド・ラハティ(EPA時事)
2021年01月24日 23時32分