新型コロナウイルス対策の実効性を高めるための特別措置法と感染症法の改正に向け、与野党は27日、修正協議を続行した。営業自粛に応じた事業者への支援について、付帯決議などで具体化を図ることで合意。緊急事態宣言の前段階の「まん延防止等重点措置」発令時に国会報告を求めることでも一致した。しかし、焦点の罰則の在り方をめぐり隔たりが埋まらず、自民、立憲民主両党は28日にも幹事長間に格上げして決着を目指す。
与党は修正協議をまとめた上で、29日に改正案の審議に入り、2月3日に成立させたい考え。ただ、緊急事態宣言下にもかかわらず、与党議員が高級クラブを訪れていたことが判明。野党は批判を強めており、決着がずれ込む可能性もある。
【時事通信社】
〔写真説明〕新型コロナウイルス対策の特別措置法や感染症法の改正案について修正協議に臨む衆院の内閣、厚生労働両委員会の与野党筆頭理事=27日午後、国会内
2021年01月27日 19時53分