菅首相、首都圏で感染減少か分析=3次補正、午後成立へ



菅義偉首相は28日午前の参院予算委員会で、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言について、東京など首都圏の1都3県の感染者数が減少傾向にあるとの認識を示した上で、「専門家から分析の必要があると言われている」と述べた。公明党の谷合正明氏への答弁。

ワクチンに関し、谷合氏は接種がある程度進んだ後もマスク着用や「3密」回避が必要か尋ねた。田村憲久厚生労働相は「接種が始まった後も『3密』回避、マスク、手洗いを励行してもらえればありがたい」と語った。

首相はコロナ患者を受け入れる医療機関について、これまでの各種支援で「基本的に減収になることはない。損失を被らないよう責任を持って対応したい」と述べた。日本維新の会の柳ケ瀬裕文氏への答弁。

参院予算委は首相と全閣僚が出席して2020年度第3次補正予算案に関する基本的質疑を続行。3次補正予算案は総額15兆4271億円。新型コロナ感染拡大に伴う追加経済対策などが盛り込まれた。28日午後の参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立する。

【時事通信社】 〔写真説明〕参院予算委員会で、答弁する菅義偉首相=28日午前、国会内

2021年01月28日 12時31分


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