みずほ、日立と負担協議=システム障害で一定責任



みずほ銀行は5日、3月11~12日に発生したシステム障害をめぐり、原因となった機器を開発した日立製作所との間で、責任の範囲をめぐって協議していることを明らかにした。障害で法人顧客などの外貨建て送金が遅れ、顧客に生じた損失をみずほ銀が負担している。機器の故障などがトラブル増大の要因となったことも踏まえ、日立側への損害賠償請求も視野に協議を進める。

親会社のみずほフィナンシャルグループ(FG)の坂井辰史社長は記者会見し、外貨建て送金の遅れに関し、復旧手続きが日立側で確立されていなかったことが障害長期化の一因となったとの認識を表明。日立側への賠償請求について「契約にのっとり、しかるべく対応する」と述べ、今後協議していく考えを示した。

【時事通信社】 〔写真説明〕みずほ銀行の看板=3月12日、東京都千代田区

2021年04月05日 22時50分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース